前の投稿でSONYユーザーから見た富士フィルムについての感想を書いたので、
今回は以前使っていたCanonについての感想を。
あくまで素人の下手なカメラマンの感想なのでそう受け取って読んでいただけたら幸いです。
先日、EOS Rをほんの少し使わせて貰ったのですが、その時「あ、懐かしい」「カメラだよ」と思ってしまいました。
もちろんα9もカメラなんですが、持った感じやシャッター音、シャッターフィーリングがCanonを長年使ってきたせいかまだ身についてるんですね。
そして重い!
SONYのカメラが軽量コンパクトなのでEOS Rでも重く感じました(笑)
以下5項目についてSONYとCanonについての比較と感想。
- 背面液晶ディスプレイ
- 取り回し
- 操作性
- 耐久性
- それでもなぜSONYを使うのか?
1・背面液晶ディスプレイについて
Canonの良いところと言うか、SONYに改善して欲しいのが背面液晶ディスプレイ忠実度と正確性。
α9からSONYのフルサイズ機は3型になったのですが、α7Ⅱの時から気になっていたところでした。
撮った後の確認したのとPCに取り込んだデータが微妙に違うんです。
EOS RのRAWファイルをPCに取り込んで確認したらCanonの正確さがわかりました。
そしてCanonは緑色と人肌が綺麗に出ますね。
これはポートレートには重要な要素です。
SONYはやや黄色が強めに出る傾向があるので風景を撮った時も緑がビビッドになります。
RAW現像で調整できますが、撮影時にきちんとWBを調整しておかないと現像時の余計な手間になります。
2・取り回しについて
グリップの良さもCanonに軍配が上がります。
これはメーカーの設計思想の違いなので仕方がないことなのですが、手の小さい私でもバッテリーグリップなしでは小指が余り、撮影後最初の頃は手が疲れました。
これについてはバッテリーグリップの装着で解決。4型になったα7RⅣではかなり良くなったみたいですね。
メニューの操作性もこれはもうSONYに慣れてしまったので問題ないですが、最初はその繁雑さに参りました。
これについてはよく使う機能を各ボタンに割り当てることでほぼ解消しました。
Canonは直感で操作出来て取説不要でしたね。
フォーマットの際も最初は注意が必要。
これも4型のα7RⅣで改善されたようですが、フォーマットしようとするカードの位置が上下逆!
汚ない画像で見にくいかも知れませんが画面ではスロット1が上ですが、本体のメディアスロットは1が下なんです。
これからα9、3型以前のαシリーズを購入される方は気をつける点です。
操作レスポンスもCanonが優位です。
α9だけかも知れないですが(少し触らせてもらった7RⅢはレスポンスが良かった。)
ワンテンポ遅れるんです、なんかもっさりしてたんですよ、ファームウェアVer.5.01までは。
これからα9を買おうと思われてる人は安心してください。
Ver.5.01になってからは別物に、全く新しいカメラになりましたから。
軽快な操作性になっています。
4・耐久性
これもまたCanonが優位。
α9はあくまで「防塵防滴に配慮した設計」、特に気をつけたいのがホットシュー。
電子接点がむき出しで汚れや雨に弱いんです。
実際私も雨撮影の時、放置してたらトリガーの反応が悪くなりました。
あとホットシューはプラスチック製です。
5・それでもなぜSONYを使うのか?
なんかα9をディスってるような記事になってしまいましたが、これは他のメーカーからSONYに乗り換えた人が多く感じることなのではないでしょうか?
ではばぜそんなSONYを使っているのかと思いますよね。
それは画質の良さに惹かれたから。
口コミ等でSONYの画質は良いと聞いていて、中古のα7Ⅱを買ってから5D Mark Ⅳより出番が多くなったのがきっかけ。
RAWが粘る!、粘るという表現が正しいかわかりませんが、現像時に自分のイメージしてた写真になるんですよ。
イメージセンサーの技術力は凄いです、SONY。
あとはもうEVF無しではならなくなってしまったのもあります。
見たままの画像がそのまま反映されるのはやっぱり便利。(ですがストロボのトリガーを付けるとライブビューの設定効果反映がoffになります)
それとVer.5.01から搭載されたリアルタイムトラッキングも。
リアルタイムトラッキングは一度捉えた被写体はほぼ逃しません。
まとめになりますが、過酷な撮影(極寒、猛暑、豪雨)出ない限りSONY αシリーズは最高のカメラ。
それに加えてこのカメラで下手な写真は撮れない、という事もあります。
過酷な撮影をするならCanon。
Canonもイイんですよね、実際。
豊富なEFレンズ、多彩なバリエーションにサードパーティの豊富さ。
まあ、SONYを使う一番大きな要因はもう一度システム総取替する資金がないことです(笑)
以上素人の私感でした。